製品情報

開発ストーリー

半透明感熱紙「セミスルー」

開発経緯

昨今、世界的なプラスチック使用量削減の動向を受け、プラスチック製品の紙化が進んでいます。我々の感熱製品においても、何か提案できるものがないか?日夜研究に没頭している開発者の「フィルム製品を紙に替えればいいのでは!」との閃きにより開発がスタートしました。

今回開発した半透明感熱紙「セミスルー」は、当社が長年培ってきた、感熱発色の技術、透明化技術、塗工技術を生かした開発品で、紙の風合いを維持しながら透明性を持たせた感熱紙となります。これまでプラスチック素材の感熱製品をご使用頂いていた用途から置き換え頂くことにより、廃棄プラスチック削減による環境負荷低減のご提案が可能となります。

現在進行形の開発の道のり

基材には、王子グループの高透明紙を使用しており、ラミネート加工によるヒートシール性の付与およびラベル加工が可能です。優れた透明性に加え、高いガスバリア性、水蒸気バリア性も持ち合わせており、通常の感熱プリンターの他、紫外線レーザー、炭酸ガスレーザーといった非接触のレーザー方式での表示が可能です。また、紙素材である本開発品のご使用により、紙マークの付与が可能です。

「セミスルー」構成(一例)

お客様との対話の中で、様々な用途のご提案を頂いております。ご要望に対する最適なソリューションをご提案できるよう、日々進歩しております。

使用用途例

  • ラベル
  • 帯ラベル
  • 包装用袋

今後の展開

現在、各種試作サンプルを作成し、ご要望のお客様にサンプルをお渡し、各種ご利用場面でご採用頂けるよう、提案しております。

当社は、今後も環境配慮型素材・製品の開発を推進し、持続可能な社会の実現に取り組んでまいります。

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